❄️ 槐の木と16,000歩の正月物語
年が明けて間もないある朝、
外はどっさりと白銀の世界へと塗り替えられていた。
夜のあいだに降り積もった雪は、
庭の槐の木の枝を重たくしならせ、
まるで何かを語りかけてくるようだった。
「今年はお前に、ちょっとした企みがあるんだ」
そう心の中でつぶやきながら、
スノーダンプを蹴り雪かきに精を出す。
気づけば歩数計は16,000歩を超えていた。

除雪というより、もはや冬の修行である。
それでも不思議と苦ではない。
槐の木の下に雪がどんどん集められていく。
木の枝が少しずつ近くなると夢も広がっていく。
雪かきはただの作業ではなく、
冬と自分と槐の木が交わす、
静かな対話のようだ。
作業を終えた頃には、頬は赤く、
指先はじんと痺れていた。
そこで用意してくれていたのが、
ひとり用のささやかなご褒美──おしるこ。

小さな鍋でぐつぐつと煮える小豆の香りが、
冷えた身体にゆっくりと染み込んでいく。
焼き目のついた餅がぷかりと浮かぶその景色は、
まるで冬の湖に映る小さな灯火のようだった。

ただ、普段から“四毒抜き”をしている身には、
この甘さは強烈だった。
ひと口、ふた口と味わううちに、
胸の奥がじんわりと熱くなる。
ああ、これが甘さの毒か──そう苦笑しながらも、
冬のご褒美としては十分すぎるほど満たされていた。
雪、槐の木、16,000歩、
そして胸やけするほど甘いおしるこ。
そんな正月のある一日が、
今年の始まりをそっと彩ってくれた。
明けましておめでとうございます。

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