熱中症にご注意
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登山は初めてというC嬢を誘って栗駒山に登ってきました。
深緑の草木が醸す蒸せるような香り、これもまた好きな季節です。
でもこの時期心配なのがこの暑さによる熱中症です。
夏場の低山は森林限界を過ぎると強い日差しが容赦なく降り注ぎます。
ましてや登山初めてのC嬢、登山体力よりも心配が熱中症です。
春には湿原、夏にはキンコウカが彩る名残が原、
蒸し蒸しの中、揚々?と歩みます。
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木道をキンコウカの黄色が彩る名残が原を行く
左手にゼッタ沢や地獄谷を迎え、暑さも第一絶頂期を迎えます。
この辺りは活火山の硫黄の臭いが立ち込めています。
足速に登る昭和湖手前、ふと右に目をやると、
いつもの硫黄苔、
夏から秋にかけて赤みを増す通称 「モンローリップ」
暑さの第一絶頂期が少し和らぎます。
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硫黄苔(モンローリップ)
春には大雪渓を涼し気に登ったコースも、夏のこの時期、
昭和湖を過ぎると熱々・蒸し蒸しの急登が続きます。
『頂上はまだか?』とC嬢の連呼、
天狗平の手前、暑さの第2絶頂期を迎えました。
ここまで来ると初めての登山も頂上制覇したものと同然とみていいでしょう。
頑張りましたね。
しっかり小休止をとりました。
こまめに摂っていた水分をしっかり摂りなおし、
ビタミンミネラル豊富な乾燥フルーツ
で体力を快復させ、熱中症をシャットアウト。
後半の下山に備えます。
さらに尾根を進み、
初めての頂上ゲットのC嬢、
が、あまりの暑さに喜びも食欲も出ません。
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栗駒山頂上
暑さと疲れのあまり頂上を楽しむ余裕がないC嬢、
もちろん食欲もありません。
ただ、キュウリの漬物と青ウメのカリカリ漬けでビタミンと
カリウム吸収、元気が出てきてカップヌードルもペロリ!!
夏山登山の定番メニュー(自分流)ですね。
初登山のC嬢の熱中症対策にもなったようです。
下山コース、産沼コース分岐から笊森小屋へ向かう途中の雪渓で涼みます。
ここはまだ春です。ヒナザクラも涼やかに咲いていました。
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ヒナザクラ
滑って転んだついでに、しばし雪の上で涼みます。
天然のクーラーが体力を回復してくれました。
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雪渓で涼む
この下山コースは登りも大変、下りも大変、途中の花には癒されます。
ゴゼンタチバナ
さあ、須川温泉に降りてきました。
とんがりが、槍のように見えます。
栗駒温泉槍と名付けています。
低山とはいえ暑さに耐えて頂上も制覇したC嬢。
たいしたものです。これを機に山デビューしてくれたらいいですね。
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栗駒温泉槍
夏は汗を流し、体内の水分とミネラルを浄化し、熱中症を吹き飛ばそう。
無事に下山したC嬢、次回、雲取山に登ることを約束し、東京に帰っていきました。
おはようございます。この暑い夏を機に体内の浄化をしようと思ったゴトウでした。
今週もよろしくお願いいたします。